2015年10月8日木曜日

第4回N.T.ライト・セミナーの資料

今回のセミナーも無事終了しました。


ご報告はまだまとまっていないのでできませんが、今回のセミナーの資料(レジュメ)を余分に印刷しましたので、欲しい方にお分けします。

後ほどDVDもできますが、まずは資料だけでもと思いご案内します。


セミナーのレジュメ、販売の用意が整いました。

今回もあめんどうさんが販売代行をしてくださいます。

A4、24頁。

送料込500円(コンビニ支払は請求書発行手数料100円追加)
(小社に出向いて直接購入は400円)
掲載資料:
 小嶋崇「イントロ」
 上沼昌雄「N.T.ライトの歴史観」
 徳田信「上沼講演への応答」
 伊藤明生訳「契約の頂点:パウロ神学におけるキリストと律法」より部分

※後ほどDVDの販売時にセットで購入も可能です。

2015年9月18日金曜日

第4回ライト・セミナー追加情報

講演者の発表に応答する「レスポンデント」が決まりました。


講演Ⅰ.上沼昌雄:『クリスチャンであるとは』にみるN.T.ライトの歴史観
のレスポンデントに
みふみバプテスト教会の徳田信牧師が決まりました。

徳田牧師は初期からのFB読書会メンバーで、リアルの方でも時々出席なさっています。

「クリスチャンホームで育」ち、そして牧師になった背景から、「クリスチャンであるとは」にどんな視点を持たれているか、牧会の現場からの問題とも合わせてインターアクトしていただけれるのではないかと思います。


講演Ⅱ.伊藤明生:呪いと契約:ガラテヤ3章10節~14節
のレスポンデントに

生田丘の上キリスト教会(JECA)野村天路牧師が決まりました。

野村牧師はこの春聖書神学舎を卒業した若手バリバリです。

野村牧師も、FBだけでなく、リアルの方の読書会にも度々出席なさっています。

今回も若手の牧師たちがレスポンデントとして盛り上げてくださり感謝です。 



2015年8月13日木曜日

第4回 N.T.ライト・セミナー概要決まる


全国的に猛暑日が続いています。

第4回 N.T.ライト・セミナーまで2ヶ月を切りました。

日時: 2015年10月5日(月) 13時30分~16時30分
場所: お茶の水クリスチャンセンター・416号室(50名収容)

テーマ(仮題と主な内容)/講演者の概要が決まりましたのでご案内します。

※なお『趣旨』は概要に沿って小嶋が編集した文章で、講演者のものではありませんのでご了承ください。


Ⅰ. 開会講演

スピーカー:上沼昌雄(『クリスチャンであるとは』訳者)

テーマ:「『クリスチャンであるとは』にみるN.T.ライトの歴史観」

趣旨:
「聖書を読む時、私たちはこれまで『16世紀が設定した問題に、19世紀が回答する』枠組みを用いてきた。しかし今や『1世紀が設定した問題に、21世紀が回答する』枠組みに取り替えるべきときである」
We need to find 21st Century answers to 1st century questions, not 19th century answers to 16th century questions - See more at: http://www.biblesociety.org.au/news/n-t-wrights-australian-visit-sparks-respectful-arguments-on-pauls-writings#sthash.KcJogkuU.dpuf
We need to find 21st Century answers to 1st century questions, not 19th century answers to 16th century questions - See more at: http://www.biblesociety.org.au/news/n-t-wrights-australian-visit-sparks-respectful-arguments-on-pauls-writings#sthash.KcJogkuU.dpuf
We need to find 21st Century answers to 1st century questions, not 19th century answers to 16th century questions - See more at: http://www.biblesociety.org.au/news/n-t-wrights-australian-visit-sparks-respectful-arguments-on-pauls-writings#sthash.KcJogkuU.dpuf

という決まり文句を使って、ライトは「現在の混迷する(西洋)キリスト教の所在と、そこからの脱出のヒント」を示唆する。

ライトの著作に流れるこのような(歴史認識のずれた神学論争に対する)問題意識を無視してライトを読むと大変な読み違いをすることになるだろう。

いかに「1世紀の視点で、そして21世紀の問題意識をもって聖書を読む」か。その作業の重大さと難しさを覚える。

その困難さを『クリスチャンであるとは』から紹介しながら、ライトという人の歴史観とはいかなるものか考えてみたいと願っている。 


Ⅱ. 研究発表

スピーカー:伊藤明生(東京基督教大学神学科長・新約聖書学教授)

テーマ:「呪いと契約:ガラテヤ3章10節~14節」

趣旨:
というのは、律法の行ないによる人々はすべて、のろいのもとにあるからです。こう書いてあります。「律法の書に書いてある、すべてのことを堅く守って実行しなければ、だれでもみな、のろわれる。」(ガラテヤ3章10節、新改訳)
N.T.ライトの新約聖書理解は、旧約聖書を単に「背景ストーリー」として参照するのではなく、創造から始まり、イスラエルの民の選びと契約という「大きな物語の成就」としてイエスの十字架と復活を捉えます。

特に「十字架の贖罪」理解において、「契約」が決定的に重要な要素であることを、ライトは自身の論文集、The Climax of the Covenant: Christ and the Law in Pauline Theologyで論証しています。
発表ではその議論を紹介し、私たちのガラテヤ書理解にどんな光を投げかけるか見てみたいと思います。

(伊藤教授にもガラテヤ人への手紙講解のご著書があります。)



参加費千円を当日受付にて係りの者にお支払いください。

チラシも間もなくできることと思いますが、しばらくお待ちください。



問合せ・連絡:(小嶋崇)t.t.koji*gmail.com (*を@に変換してください。)


セミナー実行委員一同

2015年5月13日水曜日

第4回 N.T.ライト・セミナー開催決定

お待たせしました。

第4回 N.T.ライト・セミナー開催が決まりました。

日時: 2015年10月5日(月) 13時30分~16時30分
場所: お茶の水クリスチャンセンター・416号室(50名収容)

※テーマに関しては、まもなく出版予定の『シンプリー・クリスチャン』 を軸に構想しています。


詳細等はまたこのサイトにアップしますのでお待ちください。

もし見逃さないように「メール」で連絡が欲しい方は、以下にアドレスお知らせください。

問合せ・連絡:(小嶋崇)t.t.koji*gmail.com (*を@に変換してください。)


セミナー実行委員一同

2015年2月24日火曜日

2015年度(リアル)ライト読書会のご案内

昨年の第3回N.T.ライト・セミナーから暫く時が経ちました。

「2015年はライト元年」などと威勢のいい観測を出しましたが、目下まだ「幕が開く」ところには来ていません。

今年の「N.T.ライト・セミナー」の計画はまだ立っていませんが、(フェイスブック上ではなく)リアルのライト読書会、今年第1回目の会合が近づきましたので、こちらのサイトでもお知らせします。

日時:2015年3月21日(土)、午前10時~12時
春分の日で休日です。
場所:木工房活水ティー・ルーム(巣鴨聖泉キリスト教会の隣木造平屋の建物) 

詳細についてはこちらのリンク をどうぞ。 

2014年10月29日水曜日

第3回 N.T.ライト・セミナー 報告

台風19号、LOVE JAPAN、催しが多い休日、と言う幾つかの事情が重なり、参加者は期待ほどは行きませんでしたが、開いてみれば会場のサイズにほぼぴったりでした。


パネル・ディスカッションⅠ:『ライトの聖書理解』

若い方々にパネラーとして「初心者・入門者」の役どころをしていただき、「今後の日本でのライト紹介に必要な情報とはどんなものか・・・」を司会者が質問し考えさせてもらいました。
①(もしここにライトが実際にいたとしたら)「どんな質問がしたいですか。」
②(翻訳本が出てくるに際して)「ライトについて、あるいはライトから最も学びたいことは何ですか。」
と言ったような質問をさせていただきました。


パネル・ディスカッションⅡ:『ライト翻訳本の現状と展望』
 今回のセミナーのために合計8つのキリスト教出版社に、「現在、ライトの翻訳本を企画しているかどうか」についての簡単なアンケートをしました。
 そのうち5社から回答があり、うち4社が「ある」との回答を得ました。

アンケートの質問事項、

 ・原書名
 ・翻訳者名
 ・現在の進行状況
 ・予定出版期日
 ・予定価格(

について回答頂いた結果をまとめ、これを当日参加された方々にご覧頂きました。

 その中から、2冊を選び(※翻訳者がFacebookのライト読書会なので)翻訳の途中経過報告を書面でしていただきました。

 またパネルでは、別の1冊をまもなく刊行しようとしているA社のOさんと、翻訳出版にまつわる様々な課題・問題について討論することが出来ました。

 フロアーとの質疑応答では、今後のライト翻訳に向けて出版社側(翻訳者含む)と読者(購入者)とが、現在のように出版環境が厳しくなる中、どのような「共益」のための仕組みを築けるか、について活発な意見交換をすることが出来ました。

 セミナーと呼ぶにはいくらかサブ的なテーマでしたが、来年あたりには複数のライト翻訳本が出版され、「ライト元年」を迎えそうな予感の中、それなりに興味深い会合となったのではないか・・・と思っています。

※参加者(セミナー実行委員)によって、当日の手記がブログで紹介されました。
前半、http://voiceofwind.jugem.jp/?eid=665
後半、http://voiceofwind.jugem.jp/?eid=666
 
※当日取材に来られた「クリスチャントゥデー」誌の行本記者によって、今回のセミナーが記事となって後日紹介されました。

2014年10月10日金曜日

台風19号が近づいていますが

これが「第3回 N.T. ライト・セミナー」の最後の案内になると思います。

2014年10月13日、セミナー当日に台風19号が関東に接近し、大雨が予想されています。
11日、19時の予報では関東接近は14日と予報されているので大丈夫かと・・・。)

関西からやってくる方もあり、交通の混乱が案じられますが、何とか無事に開催したいと願っています。


会場は恐らくギリギリ30名程度の収容人数と予想していますが、幸か不幸か事前の申し込み人数は30名には全然到達していませんので、余裕で迎えられそうです。
昨日、今日と申し込みがあり、少しずつ近づいている感じ。)

(会場となる巣一会館)
巣一会館へは、巣鴨駅南口前(横断歩道)から17号を渡ってすぐです。
ケンタッキー・フライドチキンKFCの隣、1階が八千穂寿司となっていますビルの9階です。

なお開始時間は13時30分ですが、会場は13時には開場しています。

パネル・ディスカッションⅡでは、現在ライトの本を翻訳中の2名の方からレポートを頂いているのを紹介します。