場所: お茶の水クリスチャンセンター・416号室
まだ昨日終わったばかりですので簡単な報告です。
まずは概要から
第一部 講演「福音理解」をめぐって
発表・谷口和一郎(『舟の右側』編集長・地引網出版代表)
※自身の「福音」理解についてのエピソード紹介から始められた。「十字架」が中心の福音でクリスチャンとなったが、使徒の働きやロマ書10章9節など「復活」が強調されているのを発見してからあらためて「福音とは」と問うようになり、リバイバル・ジャパン誌の『福音とは何か』の連載をするに至った。第二部 パネルディスカッション
※司会の小嶋が度々福音をめぐるキーワードとして《福音体験》《福音理解》《福音の核心》《福音提示》を使いまわしてパネラーに質問をしていった。
R(ラウンド)1: 高橋、坂原氏の谷口講演へのレスポンス
両氏とも自らの《福音体験》を中心に語りながらレスポンスした。
(休憩5分)
R(ラウンド)2:
以下のような質問をパネラーの方々にした。
(1)「福音」を説明するにあたって、次の三つのうちどれを一番大切にするか。「丁寧に(説明する)」「正確に」「優しく(易しく)」
谷口氏は「丁寧に」、坂原氏は「やさしく」、高橋氏は「正確に」をそれぞれ選ばれ解説された。
(2)《福音理解》が深められるきっかけ
殆どの方は福音理解が深められたり、広くなったりと変化して行く。何がそのようなきっかけとなったか。
(3)《福音の核心》《福音提示》
余り説明していることが出来ない限られた状況、危機的状況にある人に、ズバッと福音を伝えなければならない。どうしますか。
(4)パネラーの坂原氏が他のパネラーに質問
『クリスチャンであるとは』を用いて(学習的)伝道に携わっている氏がベテラン牧師に聞いてみたいことはあるか、という問いに対し
坂原氏: 『クリスチャンであるとは』の第一部:「正義」「関係」「スピリチュアリティ」「美」のうち、「関係」以外は日本の文脈ではなかなかピンと来ない。第2部以降に上手く橋渡すためのアイデアやヒントを聞きたい。
(5)フロアーからの質問
・(谷口氏へ)ライト関係の記事を掲載して批判的な反応が返ってきたことはないか。どの程度ライトは浸透しているのか。
・伝統的なキリスト教に親しんでいる者たちにはライトは難しいのではないか。それはなぜか。
・ライトのアカデミックな面と云うより、実践面で大事と思われることを指摘してほしい。
以上予定の時間をたっぷり残して終了しました。
(終了後の交歓の時に余裕があってこれもよし。)
事前登録は20名でしたが、参加総数は32名でした。
ざっくりとした数ですが、10名くらいの方はライト・セミナーが初めての方でした。
(そのうちのお一人がさっそくブログに参加記をアップされています。こちらにもう一つ。)
以上、今回は試験的に(音声のみの)ネット中継も実施しました。
(DVD販売案内までしばらくお待ちください。)
今回のセミナーに参加なさった方、講演者・応答者、裏方さん、ご協力ありがとうございました。
来年のN.T.ライト・セミナーをご期待ください。
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