場所: お茶の水クリスチャンセンター・416号室
での「第4回N.T.ライト・セミナー」報告です。
(OCC416号室に集まった聴衆) |
第一部 N・T・ライトの歴史観
発表・上沼昌雄『「クリスチャンであるとは」にみるN・T・ライトの歴史観』
応答・徳田信・・・みふみバプテスト教会牧師
Q&A
(応答する徳田氏と、それを聞く上沼氏) |
上沼講演では、ライトが提唱する『一世紀の視点』について語られたが、徳田氏は応答で『一世紀の視点』を優先するライトに対して、『その後2千年に蓄積された教会の神学的伝統』の有効性・有用性、を反論された。
Q&Aでは「聖書無誤論」との関連でライトの『聖書の権威』観についての質問や、『一世紀の視点』、すなわちパウロの視点の中にヘブライズムとヘレニズムと、どのようにあるのか質問があった。
第二部 ガラテヤ書3章の神学的枠組み:契約(と呪い)
発表・伊藤明生『呪いと契約:ガラテヤ3章10節~14節』
応答・野村天路・・・生田丘の上キリスト教会牧師
Q&A
(野村氏左側と伊藤氏) |
伊藤講演(ライトの『契約のクライマックス』からの部分翻訳と注釈)では、契約の呪いの対象となるのが個人の罪ではなく、民族全体の罪であることが解説されたが、野村氏は応答で「(民族)全体的な罪」という概念が「個人的罪」に対して理解しにくいことを論じた。
Q&Aでは「聖書無誤論」との関連でライトの『聖書の権威』観についての質問や、『一世紀の視点』、すなわちパウロの視点の中にヘブライズムとヘレニズムと、どのようにあるのか質問があった。
第三部 自由な感想・意見交換と交わり
その他の質問や感想、(今後の)希望・要望を聞く
『クリスチャンであるとは』の副題に「 N・T・ライトによるキリスト教入門」とあるが、これは本当に入門書と呼べるようなものなのか、と疑問を投げかける方がいました。
訳者と出版社にも応答いただきました。
(※興味深い質問だと思い、その後FB読書会に持ち帰ってディスカッションしています。)
時間通り、準備したセミナーを終了することができました。
事前登録は27名でしたが、参加総数はちょうど40名でした。
今回は事前登録から女性参加者が目立ちました。
以上、写真も掲載して報告を終わります。
今回のセミナーに参加なさった方、講演者・応答者、裏方さん、ご協力ありがとうございました。
来年のN.T.ライト・セミナーをご期待ください。(既に構想をはぐくんでいます。)
以上、写真も掲載して報告を終わります。
今回のセミナーに参加なさった方、講演者・応答者、裏方さん、ご協力ありがとうございました。
来年のN.T.ライト・セミナーをご期待ください。(既に構想をはぐくんでいます。)
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