2015年10月27日火曜日

「第4回N.T.ライト・セミナー」収録DVD

2015年10月5日に行なわれたセミナーの模様を収録したDVDが12部限定販売されています。

4枚セットで3000円です。 

 
製作は今回も「NTWセミナー・ネット(右側コラムをご覧ください)」の「一キリスト者からのメッセージ」ブログ主さんです。

販売代行は、同じく「NTWセミナー・ネット」の「本を枕に--スピリチュアルな日々」ブログ主さんです。

購入希望の方あめんどうへどうぞ。

2015年10月19日月曜日

第4回 N.T.ライト・セミナー 報告

日時: 2015年10月5日(月) 13時30分~16時30分
場所: お茶の水クリスチャンセンター・416号室

での「第4回N.T.ライト・セミナー」報告です
 

(OCC416号室に集まった聴衆)
まずは概要から

第一部 N・T・ライトの歴史観
 発表・上沼昌雄『「クリスチャンであるとは」にみるN・T・ライトの歴史観』
 応答・徳田信・・・みふみバプテスト教会牧師
 Q&A



(応答する徳田氏と、それを聞く上沼氏)
 上沼講演では、ライトが提唱する『一世紀の視点』について語られたが、徳田氏は応答で『一世紀の視点』を優先するライトに対して、『その後2千年に蓄積された教会の神学的伝統』の有効性・有用性、を反論された。
 
 Q&Aでは「聖書無誤論」との関連でライトの『聖書の権威』観についての質問や、『一世紀の視点』、すなわちパウロの視点の中にヘブライズムとヘレニズムと、どのようにあるのか質問があった。

第二部 ガラテヤ書3章の神学的枠組み:契約(と呪い)
 発表・伊藤明生『呪いと契約:ガラテヤ3章10節~14節』
 応答・野村天路・・・生田丘の上キリスト教会牧師
 Q&A

(野村氏左側と伊藤氏)
 伊藤講演(ライトの『契約のクライマックス』からの部分翻訳と注釈)では、契約の呪いの対象となるのが個人の罪ではなく、民族全体の罪であることが解説されたが、野村氏は応答で「(民族)全体的な罪」という概念が「個人的罪」に対して理解しにくいことを論じた。
 
 Q&Aでは「聖書無誤論」との関連でライトの『聖書の権威』観についての質問や、『一世紀の視点』、すなわちパウロの視点の中にヘブライズムとヘレニズムと、どのようにあるのか質問があった。

第三部 自由な感想・意見交換と交わり
 その他の質問や感想、(今後の)希望・要望を聞く


『クリスチャンであるとは』の副題に「 N・T・ライトによるキリスト教入門」とあるが、これは本当に入門書と呼べるようなものなのか、と疑問を投げかける方がいました。

訳者と出版社にも応答いただきました。

(※興味深い質問だと思い、その後FB読書会に持ち帰ってディスカッションしています。) 


時間通り、準備したセミナーを終了することができました。

事前登録は27名でしたが、参加総数はちょうど40名でした。
今回は事前登録から女性参加者が目立ちました。


以上、写真も掲載して報告を終わります。

今回のセミナーに参加なさった方、講演者・応答者、裏方さん、ご協力ありがとうございました。

来年のN.T.ライト・セミナーをご期待ください。(既に構想をはぐくんでいます。)

2015年10月8日木曜日

第4回N.T.ライト・セミナーの資料

今回のセミナーも無事終了しました。


ご報告はまだまとまっていないのでできませんが、今回のセミナーの資料(レジュメ)を余分に印刷しましたので、欲しい方にお分けします。

後ほどDVDもできますが、まずは資料だけでもと思いご案内します。


セミナーのレジュメ、販売の用意が整いました。

今回もあめんどうさんが販売代行をしてくださいます。

A4、24頁。

送料込500円(コンビニ支払は請求書発行手数料100円追加)
(小社に出向いて直接購入は400円)
掲載資料:
 小嶋崇「イントロ」
 上沼昌雄「N.T.ライトの歴史観」
 徳田信「上沼講演への応答」
 伊藤明生訳「契約の頂点:パウロ神学におけるキリストと律法」より部分

※後ほどDVDの販売時にセットで購入も可能です。

2015年9月18日金曜日

第4回ライト・セミナー追加情報

講演者の発表に応答する「レスポンデント」が決まりました。


講演Ⅰ.上沼昌雄:『クリスチャンであるとは』にみるN.T.ライトの歴史観
のレスポンデントに
みふみバプテスト教会の徳田信牧師が決まりました。

徳田牧師は初期からのFB読書会メンバーで、リアルの方でも時々出席なさっています。

「クリスチャンホームで育」ち、そして牧師になった背景から、「クリスチャンであるとは」にどんな視点を持たれているか、牧会の現場からの問題とも合わせてインターアクトしていただけれるのではないかと思います。


講演Ⅱ.伊藤明生:呪いと契約:ガラテヤ3章10節~14節
のレスポンデントに

生田丘の上キリスト教会(JECA)野村天路牧師が決まりました。

野村牧師はこの春聖書神学舎を卒業した若手バリバリです。

野村牧師も、FBだけでなく、リアルの方の読書会にも度々出席なさっています。

今回も若手の牧師たちがレスポンデントとして盛り上げてくださり感謝です。 



2015年8月13日木曜日

第4回 N.T.ライト・セミナー概要決まる


全国的に猛暑日が続いています。

第4回 N.T.ライト・セミナーまで2ヶ月を切りました。

日時: 2015年10月5日(月) 13時30分~16時30分
場所: お茶の水クリスチャンセンター・416号室(50名収容)

テーマ(仮題と主な内容)/講演者の概要が決まりましたのでご案内します。

※なお『趣旨』は概要に沿って小嶋が編集した文章で、講演者のものではありませんのでご了承ください。


Ⅰ. 開会講演

スピーカー:上沼昌雄(『クリスチャンであるとは』訳者)

テーマ:「『クリスチャンであるとは』にみるN.T.ライトの歴史観」

趣旨:
「聖書を読む時、私たちはこれまで『16世紀が設定した問題に、19世紀が回答する』枠組みを用いてきた。しかし今や『1世紀が設定した問題に、21世紀が回答する』枠組みに取り替えるべきときである」
We need to find 21st Century answers to 1st century questions, not 19th century answers to 16th century questions - See more at: http://www.biblesociety.org.au/news/n-t-wrights-australian-visit-sparks-respectful-arguments-on-pauls-writings#sthash.KcJogkuU.dpuf
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という決まり文句を使って、ライトは「現在の混迷する(西洋)キリスト教の所在と、そこからの脱出のヒント」を示唆する。

ライトの著作に流れるこのような(歴史認識のずれた神学論争に対する)問題意識を無視してライトを読むと大変な読み違いをすることになるだろう。

いかに「1世紀の視点で、そして21世紀の問題意識をもって聖書を読む」か。その作業の重大さと難しさを覚える。

その困難さを『クリスチャンであるとは』から紹介しながら、ライトという人の歴史観とはいかなるものか考えてみたいと願っている。 


Ⅱ. 研究発表

スピーカー:伊藤明生(東京基督教大学神学科長・新約聖書学教授)

テーマ:「呪いと契約:ガラテヤ3章10節~14節」

趣旨:
というのは、律法の行ないによる人々はすべて、のろいのもとにあるからです。こう書いてあります。「律法の書に書いてある、すべてのことを堅く守って実行しなければ、だれでもみな、のろわれる。」(ガラテヤ3章10節、新改訳)
N.T.ライトの新約聖書理解は、旧約聖書を単に「背景ストーリー」として参照するのではなく、創造から始まり、イスラエルの民の選びと契約という「大きな物語の成就」としてイエスの十字架と復活を捉えます。

特に「十字架の贖罪」理解において、「契約」が決定的に重要な要素であることを、ライトは自身の論文集、The Climax of the Covenant: Christ and the Law in Pauline Theologyで論証しています。
発表ではその議論を紹介し、私たちのガラテヤ書理解にどんな光を投げかけるか見てみたいと思います。

(伊藤教授にもガラテヤ人への手紙講解のご著書があります。)



参加費千円を当日受付にて係りの者にお支払いください。

チラシも間もなくできることと思いますが、しばらくお待ちください。



問合せ・連絡:(小嶋崇)t.t.koji*gmail.com (*を@に変換してください。)


セミナー実行委員一同

2015年5月13日水曜日

第4回 N.T.ライト・セミナー開催決定

お待たせしました。

第4回 N.T.ライト・セミナー開催が決まりました。

日時: 2015年10月5日(月) 13時30分~16時30分
場所: お茶の水クリスチャンセンター・416号室(50名収容)

※テーマに関しては、まもなく出版予定の『シンプリー・クリスチャン』 を軸に構想しています。


詳細等はまたこのサイトにアップしますのでお待ちください。

もし見逃さないように「メール」で連絡が欲しい方は、以下にアドレスお知らせください。

問合せ・連絡:(小嶋崇)t.t.koji*gmail.com (*を@に変換してください。)


セミナー実行委員一同

2015年2月24日火曜日

2015年度(リアル)ライト読書会のご案内

昨年の第3回N.T.ライト・セミナーから暫く時が経ちました。

「2015年はライト元年」などと威勢のいい観測を出しましたが、目下まだ「幕が開く」ところには来ていません。

今年の「N.T.ライト・セミナー」の計画はまだ立っていませんが、(フェイスブック上ではなく)リアルのライト読書会、今年第1回目の会合が近づきましたので、こちらのサイトでもお知らせします。

日時:2015年3月21日(土)、午前10時~12時
春分の日で休日です。
場所:木工房活水ティー・ルーム(巣鴨聖泉キリスト教会の隣木造平屋の建物) 

詳細についてはこちらのリンク をどうぞ。